Interview

自らの成功と失敗体験を糧にアナログ組織をDX支援

株式会社AZITO 取締役

永谷 浩一

Profile プロフィール

株式会社AZITO 取締役

永谷 浩一

1992年生まれ。携帯販売の営業代行を皮切りに、2015年に個人事業主として独立し起業する。当初はネットでの物販ビジネスをスタートし、以降は営業組織を運営しながらBtoC商材販売、FP営業、人材派遣など幅広い事業を展開する。2018年に営業代行会社へと転職し、社内のルール整備やDX化、システムなどを構築するバックオフィス業務などを担当。現在のビジネスへと繋がるデジタルマーケティングのノウハウを磨く。2024年に株式会社AZITOに参画し、中小企業のDX化支援とデジタルマーケティング支援に乗り出す。
今回は永谷氏に、これまでの経歴から培われた強社ポイントや、今後の展望などについて伺いました。

波瀾万丈のビジネス遍歴を経たことで中小企業支援を志す

 ――これまでのビジネス経歴について教えてください。

さまざまな業界に携わり、かなり激動の人生を歩んできました。携帯販売の営業代行から始まり、2015年に個人事業主として独立。インターネットや家電量販店などで商品を仕入れてAmazonやメルカリなどで販売する物販ビジネスをスタートさせました。その後、海外OEMも着手することで物販の運営コンサルティングや代行サービスまで広げました。さらには、当時独立・副業が流行り始めており、「物販の仕事をしてみたい」というニーズもあったので、会員を募り、まとめて仕入れたものを組織的に販売する物販チームも運営しました。物販以外では、FP(ファイナンシャルプランナー)の知識を学習し、FP営業の営業組織も運営。ほかには、不動産売買や電気やガスなどのインフラ事業、人材派遣なども手掛けました。

――起業後は順調に事業が拡大していったのですね。

残念ながら、仕事で関わっていた人たちに恵まれず、次々にトラブルに見舞われて会社を畳むことになってしまいました。しかし、その前後に友人と共同でウォーターサーバー販売などの営業代行の会社を新たにスタートしていたことから、もう一度奮起し、新たなビジネスへと移行しました。会社を畳むという大きな失敗を経験したことで、法務・労務・経理など持続する会社の仕組みづくりこそ大切だと考えるようになり、主に社内のルールやシステムなどを構築するバックオフィス業務の可視化・効率化や、マネジメントに力を注ぎました。
そういった取り組みも功を奏し、ウォーターサーバーの代理店事業に関しては1人あたりの生産性が日本一を達成したこともあります。また、ストックビジネスも構築し、毎月売上がストックで貯まる仕組みもつくり、経営の安定化を図りました。
しかし、経営方針の違いから退社を決め、新たにマーケティング会社へとスカウトされて転職することになりました。そこでは営業から組織運営までを1人で実行するというハードな条件で、しかも社内には営業のナレッジやノウハウがなかったり、会社ファーストな社風に居心地の悪さを感じていました。そのときの打開策として、目の前のお客様にこだわった結果、お客様の視点や商材の理解に努めることで、徐々に成果が出せるようになってきました。そして入社から2か月後には目標額を売り上げることに成功しました。

――まさに山あり谷ありのビジネス経験を経てこられたのですね。その上で株式会社AZITOの取締役として参画された経緯について教えてください。

もともと株式会社AZITOを起業した代表取締役の西住祐弥とは旧知の仲で、代表の考えや価値観に共感し、相性の良さを感じていたこともあり、2024年2月に参画しました。ここであれば僕自身が手掛けたいビジネスサービスを実現できると実感し、リスタートを切ったところです。

アナログな組織をDX支援で劇的に変える

――貴社の事業内容について教えてください。

 弊社が注力している事業が、DXコンサルティングとデジタルマーケティング支援です。具体的な内容としては、これまで紙管理だったものをペーパーレスに移行したり、指示系統がうまく定まっていないところを一元化したり、組織編成や業務プロセスを改善しながら、生産性向上をサポートしています。また、WebやSNSなどのコンテンツ制作や広告の運用なども担当しています。
私はこれまでいくつもの企業やビジネスと関わってきましたが、そこでお会いした企業を俯瞰してみると、ビジネスを立ち上げた経営者様のポテンシャルが高すぎることから、社員や業務のマネジメントがうまく機能していないケースが驚くほど多かったのです。なぜそうなるかといえば、経営者としてリードしてきた経験や知識をアナログな情報手段で伝えているため、0→1はできたとしても、そこで止まってしまうためだと考えました。もちろん、一部の社員は最初から素質があったり、たまたまビジネススタイルがハマったりすることで、うまくいく場合もあります。でも結局それは運でしかなく、再現性が薄いと感じたのです。そこに弊社が介入してDX支援することで、仕事の進め方や業務の効率化などを改善し、さらには業績アップへと結びつけられると考えています。

――そういった業務に永谷さんのこれまでの経歴が活かされるわけですね。

 社内ルールの整備をはじめ、広告運用や商品企画、オンラインセミナーやライブ配信の企画・開催、BtoBセールス、BtoCセールスなど、さまざまな経験をしてきたことで、あらゆる課題解決のサポートを実現できると自負しています。

――どういった企業様が貴社のサービスとマッチするとお考えですか。

 平たくいえば、叩き上げで良くも悪くも根っからの親方気質の経営者様が率いる企業様でしょうか。営業力には自信があるけれども、そのノウハウが属人化していて、社内の連携やお客様へのアプローチなどの仕組みづくりがうまく機能していない企業様に対して、弊社のサービスは力を発揮できると思います。
そういった経営者様は、ITやデジタルへの苦手意識の強さから、取り組みを後回しにされているケースも多いんですね。そこで弊社にアウトソーシングしていただくことで、社内管理から人材育成までをトータルにマネジメントすることが可能となります。

――強社ポイントを教えてください。

 私自身がこれまで何度も苦い経験を重ねたこともあり、経営者様の思いや悩みなどにも共感しながら、あらゆる課題解決に向け、一気通貫で伴走支援できることです。デジタルコンサルティングの領域は、大手企業でスマートに仕事をこなす企業・人材が多いなか、私のように実際に会社を経営し、悩みながら組織を大きく成長させ、時に失敗体験もして痛い目にあった人は少ないのではないでしょうか。私自身が経営者として成功も失敗も経験してきたからこそ、経営者様の悩みにズバリと刺さるような、確度の高い提案ができることが強みですね。

机上の空論ではなく、組織の変革を経営者とともに具現化する

――仕事をされる上で大切にされていることは何でしょうか。

 仕事をあえてスマートにこなさないことですね。言い換えれば、一歩二歩と少しずつ踏み込むことで、企業様からの信頼を得ていくことを大切にしています。そうすることで、これまでお客様自身が何気なく行っていた部分が、実は無駄に割いていた時間であり負担につながっていたということに気付いてもらい、価値を見出していただけるような姿勢を心がけています。

――今後のビジョンについて教えてください。

 まずは長くお付き合いのできる企業様に、50社ほど出会えればと思っています。社内のDX化を検討されている企業様とのビジネスチャンスを掴んでいきたいですね。それが実現できたら、自社で新たなシステムサービスも構築し、お客様の層を広げていきたいと考えています。

Companay Data 企業情報

会社名 株式会社AZITO
事業内容 主に中小企業を対象としたDX支援、デジタルマーケティング支援
強社ポイント 経営者としてのさまざまな成功・失敗体験を踏まえたからこそできる、一歩踏み込んだサポート力で、企業の課題解決を実現。
オフィス住所 大阪府大阪市西区北堀江1-6-2-4F
URL ※準備中

Personal Data パーソナル情報

氏名 永谷 浩一
出身 石川県
趣味 ダーツ、ドライブ、映画鑑賞、美術鑑賞、抽象画を描くこと

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